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WindowsVirtualDesktop(WVD)リリース。その特徴と料金。

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こんにちは。今回は近日リリースが噂されているマイクロソフトのクラウドサービスWindowsVirtualDesktopについてです。

メガクラウドが大きく普及し、AmazonWorkSpacesなどのクラウドVDIを活用する事例を聞くことが多くなってきました。

マイクロソフトのクラウドサービスであるAzureにも、WindowsクライアントOSイメージは存在するので、インスタンスを作ってしまえば今でもVDIを利用できるのですが、近々マイクロソフトからWindowsVirtualDesktopというサービスがリリースされるのだとか。

WVDの特徴

WVDの特徴をざっくり説明すると、「Windows10をカスタマイズし、
マルチセッション対応とした サービス」です。

Windows10へのRDP接続は同時1セッションが仕様となっています。そのため、これまでの仮想デスクトップは「サーバOSを複数ユーザで共有するSBCタイプ」(サーバOSは同時複数セッションが可能です)と、「1人に1つVDIを用意するVDIタイプ」がありました。前者はRDS-CALを適用したWindowsServerにユーザ全員がアクセスし、後者はそれぞれが割り当てられたWindows10 VDIにアクセスして利用します。

SBCタイプは接続先サーバを最低1台用意すればよいので、コスト面が魅力となります。半面、Windows10では動くアプリが動かないなど、WindowsServerOSにアクセスしての利用とための障壁が存在します。

VDIタイプは、アプリが動かないといったことはほぼありませんが、全VDIのリソースの用意が必要であったり、別途VDAライセンスが必要となるなど、コスト高になる傾向があります。

自社開発のOSを修正するというマイクロソフトにしかできない手段で、上記のそれぞれのいいとこ取りをしたのがWVDです。

Windows10 1台にみんながアクセスすれば、リソースも効率化できますし、アプリも対応するということです。

WVDの料金

WVDは2019年4月以降でのパブリックプレビュー(サービスリリース前の試験公開)を予定しているようで、まだ料金やローンチ時期は明確になっていません。これまでのマイクロソフトのリリーススケジュールから、おそらく2019年夏頃に米国リージョンでローンチ。その後12月~翌年3月あたりまでに東京リージョンでローンチなのでは?と推測します。

料金も、どうやらWVDのサービス費用のほかに、仮想デスクトップ分のインスタンスの費用がかかるようなサービスとなりそうです。(つまり、コネクションブローカー利用料やCAL、VDAライセンスなどはWVDサービス費用に含むものの、実際のマシンの費用はそのスペックに応じたAzureインスタンス費用が課金される)

WVDのサービスを予測するには、そのスポンサーとなっている会社の動向を追うのがよさそうです。

これからもキャッチアップを続け、情報がえられたらまたPOSTしたいと思います。( 最近もっぱらIT系の投稿が続いてるので、もう少しグルメや投資系も増やします )