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今から始める仮想化技術〜VMware Site Recovery〜オンプレミスとクラウドをオーケストレート

この記事は砂糖と牛乳の管理人、itobyが記載しています。

みなさまこんにちは。
今回は「今から始める仮想化技術〜VMware Site Recovery〜オンプレミスとクラウドをオーケストレート」です。

※本稿に記載の内容は正確性を保証するものではありません。

今から始める仮想化技術〜VMware Site Recovery〜オンプレミスとクラウドをオーケストレート

インフラエンジニアの皆さんはよくご存じかと思いますが、仮想化技術って便利ですよね。
物理サーバー1台で仮想サーバー何台も作れます。
なんならWindows10 ProだってHyper-Vで仮想マシン作れちゃいます。(これはまた別稿にしようかな。)

まずはサーバーを冗長化しましょう。

サーバーって冗長化しといたほうが良いというのは大体皆さん同意いただけるかと思いますが、どういう風に冗長化するのかって予算との相談になります。

最近はオンプレミスにサーバーを資産として持つというよりも、クラウドに借りるという方が手軽だし、ハードウェア故障とか気にしなくていい感じになってます。
ただ、業界によるかもしれませんが、やっぱりオンプレミスにもサーバーが必要というお客様がいらっしゃいます。
データの安全性とか諸般の事情もあったりします。
とはいえ、サーバーを冗長化しようと思うと、同じくオンプレミスに置いておくってどうなんでしょう?
停電や通信障害でWEBサーバーへのアクセスが不可になったり、ビジネス継続性が失われる可能性がありますよね。
そこで、普段はオンプレでサービス提供するけど、なんかあったらクラウドに逃がしたい!と思うわけです。

冗長化サーバーは管理が面倒?

前述したように、クラウドにもサーバーを逃がしておくことで、オンプレが死んだときでもクラウドでサービス継続ができます。
ただ、日々データ更新がされるようなサーバーだと、仕組み無しにオンプレとクラウドで同期とるのが面倒だし、仮にクラウドで動かしててそこでデータ更新されたら、オンプレが復旧した時にそのデータ持ってこないといけません。
金払ってんだからSEさんやってくれますよね?!??!?みたいなケースもありますが、できれば避けたい。データの正確性保証とかできんし。
そこでVMware Site Recoveryなわけです。

VMware Site Recoveryとは。

利用シチュエーションはちょっと限定的になってしまうんですが、vCenterで管理されているオンプレサイトと、VMware Cloud on AWS上のvCenterで管理されているクラウドサイトで冗長化とってくれるツールなんです。

定期的にオンプレとクラウドで同期をとってくれて、オンプレが死んだらクラウドでサービス継続できて、なんならクラウドで更新があったら、オンプレが復活したときに逆方向へ同期かけられちゃいます。

クラスタ内で基盤が死んだら、というのはよく分かる話ですが、オンプレとクラウドでクラスタみたいに組めるってことです。
オンプレ死んだらHAでクラウドへワーみたいな感じ。

最後に。

書いてて思いましたけど、これって移行に使っても良いかもしれませんね。
既存環境はオンプレだけど、クラウド(VMware Cloud on AWS限定だけど!)に移行したい!ってお客さんまだまだいると思います。
サーバーだって作り直さないでそのまま使いたいってケースもあるでしょうし。

一個人にはあまり関係ない話だと思いますが、社内IT部門の方や、提案されるSEさんもぜひ調べてみてください。